私が生まれた頃の60年代後半から70年代前半は、戦後日本(欧米も)が国として若者だった時代。その時代に青春時代を過ごした人には嫉妬してしまうほどです。年を追うごとに豊かになり、ビートルズの新譜が聴け、つげ義春の「紅い花」や「ねじ式」が新作で読め、天井桟敷の全盛期公演が観られる時代。不穏な空気やいろんなマイナス面もありつつ自由でやりたい放題の表現ができた、かんじがらめな今とは正反対の社会に活気がある時代でした(田舎に古い日本の風景や生活・風習がまだ残っていたのも憧れます)。
そんな時代の子ども雑誌と書籍の中から怪奇の空想の挿絵・口絵を紹介した、別冊太陽「子どもの昭和史 科学と怪奇の空想大全」に掲載されている怪奇の挿絵はかなり怖いです。時代的にドラマやドキュメント番組でも前衛音楽や歪んだギターが奏でるヘビーなものがあったりと、陰鬱と退廃もまざった時代で、掲載された挿絵も子供向けにしては、やりすぎなほど重く、洒落にならない怖い表現になっています。
特に”これは子どもにはトラウマになるのでは”と思える怖い挿絵をいくつか紹介します。
特に少年マガジン・サンデーが怖く、記憶の中にある70年代後半以降の私の時代の少年マガジン・サンデーにはここまでの重く怖い挿絵はなかったように思います。
霊魂を呼びもどす! 1970 少年マガジン 境木康雄
死霊と語る夜 1969 少年マガジン 南村喬之
日本の変身怪人 1967 少年サンデー





0 件のコメント:
コメントを投稿